銀歯よりセラミックがいいの?
投稿日:2020年6月25日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。院長の桒水流です。
今日は銀歯とセラミックについて解説します。
虫歯の部分の歯を削ると虫歯はなくなりますが、自分の歯がなくなった部分をどんな材料で修復しますか?
歯は身体とは違い悪い病気をとっても自然に元に戻る事はありませんので、必ず穴の開いた部分は何らかの形で埋めなくてはなりません。
自分の身体の一部分を補うと考えた時、できるだけしっかりとしたもので補いたいと思いませんか?
再発をなるべく防げる方法で治療した方がいいと思いませんか?
虫歯の部分が大きいとかぶせ物、詰め物をしなければいけなくなる事があります。
保険診療だと銀歯です。
銀歯で詰め物をすると経年劣化によって薄くなってきたり、セメントが溶ける事によって銀歯と歯の間に隙間ができ、そこから虫歯菌が侵入し二次的に虫歯になってしまう事も多くあります。
セラミックやジルコニアは自身の歯と変わらない見た目の仕上がり、変色や変形、着色などがほとんどなく、プラークがつきにくく、歯との接着の精度が優れているため虫歯の再発が少ないです。
金属アレルギーの問題がないというメリットもありますね。
しかしセラミックにもデメリットもあります。
費用の負担が大きい。
硬くて脆いという性質があるため割れる可能性がある。
かける原因がかみ合わせや咬む力の問題である場合は、セラミックがかけてくれた方が自分の歯を守る事に繋がります。
銀歯は硬くてかける事はありませんが、その分歯に負担がいき歯が破折し抜歯にいたってしまう場合もあります。
自分の歯の状態、材質の特性などをしっかりと納得したうえで治療の選択をしていただけたらと思います。
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