かぶせ物の値段について②
投稿日:2020年7月11日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。院長の桒水流です。
今日はかぶせ物の費用が医院によってまったく違う理由について第二弾です。
かぶせ物の費用は歯科技工士のレベルによってまったく違います。
とにかく違います!
かぶせ物は歯科医師がつくるわけではなく歯科技工士が作ります。
歯科医師と同じように歯科技工士のレベルにもかなりの差があり、かぶせ物を作るのがうまい歯科技工士、下手な歯科技工士が作ったものでは天と地の差があります。
何をもってうまいかというと、うまい歯科技工士が作るかぶせ物は透明感があり、形が天然の歯と見間違えるくらい自然で割れにくいものを作り上げてくれます。
審美歯科のかぶせ物ではセラミックを使用しますが、セラミックは粉と液を混ぜで釜で焼いて作ります。イメージ的には陶芸に近いですね。
そのためオーダーメイドの作品を作りあげる芸術家に近いのです。
歯科技工所の設備にもよるところがあり、高性能の釜や、PCなどがないと最高品質のセラミックを作製する事ができません。
高いレベルの歯科技工士が作るセラミックは色の再現性、美しさ、そして長期的予後がいいです。
長い目で見ると安くてすぐ割れてしまったり欠けてしまったり、歯茎との縁があってないセラミックをいれる事はいい事とは思えません。
オーダーメイドであり、かみ合わせは全身の健康にも関わります。
このような理由により歯科医師が歯科技工所に支払う技工代が歯科技工所によって全く違ってくるのでセラミックの価格が医院によって異なるのは理解してもらえると思います。
治療に入る前のに作製する歯科技工士が作製したセラミックを見せてもらってからだと安心できるかもしれませんね。
まとめ
- 歯科医師の技術レベルの差
- かぶせ物のために使用する材料、機材、手間によって差がある
- ハイレベルな歯科技工士が作製しているかどうか
皆様が健康な歯で素敵な笑顔をできる毎日を。
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