お口の粘膜の保護にとって大事な唾液の役割について
投稿日:2020年9月28日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。大井町フラミンゴ歯科の弘中です。
今回も唾液の役割についてお伝えしていきます。
唾液は虫歯予防にとって大切ですが、その他にも様々な役割があります。
お口の中の粘膜はとても傷つきやすく、お箸・フォークといった食具や硬い食べ物のとがり、歯ブラシなどが、歯ぐき、頬の内側、舌、上顎の天井に当たることで粘膜の表面に細かな傷を作ります。また、知らず知らずのうちに歯のとがりや合っていない被せ物で粘膜を傷つけることもあります。しかし、傷は多くの場合いつの間にか治ってしまいます。これには、唾液に含まれる成分が傷の修復をしていることが関係しています。また、傷がつきにくいように常に粘膜を保護しているのも唾液の役割の一つです。つまり、唾液が少ないと、粘膜に傷がつきやすく、できてしまった傷の治りも遅くなってしまうのです。これが口内炎の原因になります。さらに、こういった傷が長い時間同じ部分にでき続けてしまうと、潰瘍になる可能性もあります。
このように粘膜の保護にとって重要な唾液ですが、お薬の副作用や顔の周りの筋肉がこってしまうことなどによって唾液は減ってしまうと言われています。その場合には、お顔のマッサージを行うことで唾液を出しやすくする場合もあります。
そのほか、なかなか治らない口内炎やいつも同じ場所に口内炎ができる場合など、気になることがございましたら当院にお気軽にご相談ください。
■ 他の記事を読む■