かぶせ物の値段について①
投稿日:2020年7月8日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは。院長の桒水流です。
今日はかぶせ物(詰め物)の費用が医院によってまったく違う理由について解説します。
まず一つ目は歯科医院によって使用する材料、道具、機材が異なります。かぶせ物(詰め物)を作製するときは型どりを行いますが、型どりを行う前に重要な工程が多々ありますが、それらをおろそかにしていないかによって費用が変わってきます。
以下の事を治療を受ける際に気にされてみてください。
①かぶせ物の土台となる歯の虫歯治療(根の治療)をしっかり行っているか。
②土台にはファイバーコアを使用し、しっかりとした接着操作を行っていか。
③周囲の歯茎を整え健康な状態にしているか。
④型どりをする時に圧排(糸を歯茎の間にいれる事)しているか。
⑤型どり剤は精度の高い材料(シリコンもしくはスキャナー)を使用しているか。
⑥仮歯を用いてかみ合わせと歯茎を整えているか。
⑦土台の形を外れにくいよう精密に削っているか。
- 歯科医師の技術力によっても値段が大幅に変わります。
毎日どのようなかぶせ物(詰め物)の治療を行っているかが大事です。
保険診療のかぶせ物と自費診療(審美歯科)のかぶせ物では削り方や型どりの仕方などが根本的に違うため、自費治療を中心に治療している歯科医師はセラミックの経験が多く、かぶせ物の色やかみ合わせもしっかり見てくれます。
またそのような歯科医師は費用を払い研修会や学会で最新の知識を習得し日々研鑽しているため、その分かぶせ物の費用が高くなるかもしれませんが、長くいい状態が保て、色も自然な良い差し歯が出来上がってきます。
次回第2弾をお話します。
皆様が健康な歯で素敵な笑顔をできる毎日を。
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